新世界への扉?

今回の出来事で新しい世界観が広がる可能性が出てきていると思う。それはリモートワーク/テレワークである。これが普及すると多くの面で、様々な変化が生まれる可能性があると思います。良い意味でも悪い意味でも・・・・

良い面を言えば、会社に毎日、ラッシュアワーに乗って何時間もかけていく往復する必要がなくなるという事である。特に満員電車に乗っている時間は何もする事が出来ない為、極めて無駄な時間と言えるし、体力も必要以上に使って、本分である仕事の体力を削られてしまうことになる。これが自宅でできるとなれば、通勤時間を有意義に使える事になるし、急いで朝の身支度をする必要もない。会社で怖い上司に怯える必要もない(笑)

さらに加えるなら、家にいる事で、家族との時間を持つ事も可能だし、仕事時間を自分で自由に設定もできるようになる。5Gの環境が今後、普及すれば、スカイプを使うといった動画でのリモートワークがより使いやすいものとなると思われる。VRの普及もより一層、進むかもしれない。

一方で、デメリットもある。まずはコミュニケーションの不足になる可能性がある。日本に限ったことかもしれないが、特に上下の飲みニケーションを好む年配の方が多いと感じる。これは人それぞれなので、一概にはデメリットとは言えないかもしれないが、意見交換を不必要に行わなくなる傾向を生む事になりかねない。そもそも会議みたいなものが減る事になるわけだが、極論を言ってしまえば、方針決定が人でなくても良いとなれば、会社に必要なのは人ではなく、AIでも良いという事になるかもしれない。あらゆるケースを想定して最適解を出すのが、最短の近道であるなら、人が集まって意見を出し合う事そのものが、極論、無意味であると考えられなくもない。この場合はこれ、この場合はこれといった風に、あらゆるケースを想定したAIがマニュアルに沿った方針を打ち出すだけで、進むのであれば、もはや意見交換など必要はなく、AIに任せればよいという事になる。将来的にAIを管理/運営する優秀な人だけが会社に残っていれば、事足りる世界が来るかもしれない。クリエイティブ業界(新しいものを生み出す系)では活用性は無いかもしれないが、規範に沿ったやり方を重んじる所(過去の事例を基に同じ内容を繰り返す系)では、何でも機能通りに動くAI機械がいれば、人ではなくても良いという事になるだろう。

又、会社に行って、給料をもらうという社会の仕組み自体が変わる世界が来るのかもしれない。今のYouTubeの流行を鑑みると、個人間での動画流通によって収入を得るといった資金の流通に変わっていくのかもしれません。勿論、会社そのものが無くなるというわけではないでしょうけど、別の収入の得方が出てくる。いや既に出てきていますね。会社員としての生き方が深く根付いている日本では、まだまだハードルは高そうですけど。

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