FXの戦略について

これまでFXのトレードをやってみて、筆者が感じた事を記載しています。元々スイングメインでのトレードでしたが、今回デイトレ/スキャルピングをやってみて、スイングよりデイトレ/スキャルピングの方が良いという結論に至りました。理由は以下の通りです。特に近年、スキャルピング対応の低スプレッドの証券会社が出てきたことで、スキャルピングでも十分利益が出せるレベルに達してきたと思われます。昔であれば、スプレッドが高い為、デイトレやスキャルピングでは利益が出せない又は出しにくいという感があったと思います。しかし今や、個人トレーダーの注文が筒抜けの上、AIを駆使したハイテクトレードが出てきている時代に単純に売買をしていて、果たして勝っていく事ができるのか?私なりの考えを載せています。

順に詳細を説明していくと

1、その日の内に、決済まで行う為、保有し続けるリスクがない

スイングではスワップがプラスの場合、プラスの収益が1日毎に入り、お得感がありますが、何日も放置したまま、というのはリスクが伴います。見ていない内に値が反対に動いてしまい、プラス収益だったポジションが、気づいたらマイナスに転じていたなんてこともあります。デイトレやスキャルピングであれば、自分が見ていられる時間帯だけ取引をして、終われる為、損失も納得の上で切る事ができます。スイングの場合は、マイナスになった場合、又、戻るのではないかと考え、なかなか切る事ができなくなってしまいます。

2、短時間で結果を出せる

1の内容とも被りますが、短時間で結果を出すことができるのは、気分的に楽です。特にスイングの場合には、マイナス保有のまま何日も持ち続けるとストレスはかなり高くなります。何気ない時間でさえも、不安や焦りから嫌な気分になってしまう事があります。私が400万の損切りをした際には、保有している時間がずっと憂鬱となっていました。勿論デイトレで負け続けると、やはり気分が悪い1日をなります。ただ、1日で終了する為、翌日勝てば、気分も落ち着きます。その為、デイトレでは、少額でもいいので、毎日勝ち続ける事が大事なポイントになると思います。

3、長期の予測をする必要がない

スイングの場合、長期間の値動きを予想する必要があります。将来的な値動きを予測する方が楽という見方もありますが、そんな先の値動きは誰も予測不能です。今回のように、大きな出来事が起こった場合、思いもよらない値動きとなりうることがあるからです。デイトレであれば、1日の値幅の動きの中での損失だけで済みます。しかし、スイングの場合は、長期で見ている為、損切り位置も大きめにとる事が多い為、負けた時のリスクも高くなります。

4、スワップポイントは当てにならない

スイングトレーダーにとっての魅力の1つであるスワップポイントですが、長期保有した場合、労せずに毎日一定の金額を金利のように受け取る事ができる。これこそがスワップポイントの醍醐味でした。しかし、今回のショックを受けた場合のスワップポイントについて、以下の画像を見て頂けるとわかるように、スワップがプラスで買ったのに、2国間の金利変動によりマイナスに転じる恐れも十分あるという事です。これは実は大きなリスクにつながる要素を含んでいます。

仮にあなたが、USD/JPY2月の上昇時に110円辺りで買いを入れたとします。その後3月に下落、損失を確定したくないので、保有し続け、4月に入り、107~109円台をウロウロするけど、スワップが付くから、上がるまで待てると考えられます。しかし、これがマイナスになったら、どうでしょうか。毎日、元金が減っていく事になるのです。プラスであれば、上がるまで待てるけど、マイナスだったら、長期保有のメリットは激減します。マイナススワップ分、レートをうわ抜けてもらわないと、損失で終わってしまう事になるのです。特にスワップの高いものはその金額も大きく変わる事があります。

USD/JPY 3月
USD/JPY 4月

EUR/TRY 4月

今回のケースはごく稀なケースかと思います。中々起こらないレアケースとは思いますが、いざ起こった時に対処の仕様が無くなるという事が大きなリスクとなりえます。損失額が少額であれば、損切りしても良いかもしれませんが、ロット額が大きくなると、マイナススワップも大きく、損切りが額も大きくなり、損切りができない場合、ずるずるとスワップ貧乏に陥る危険があるという事です。

以上が、私がスイングよりもデイトレ/スキャルピングをお薦めする理由になります。

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