【FX】注文までの基本操作
FXで注文までの基本操作について解説します。どのFX会社でも基本的な部分は一緒です。使い方は至って簡単です。以下の通りです。
1、口座に証拠金を入金
最初に、証拠金を入金しなければ、取引は出来ません。最低でも10万円くらいは用意して、口座に入金をしましょう。入金方法は2通り
- 銀行窓口やATMから指定の銀行口座に振込を行う
- ネット銀行から振り込みを行う
1では、振込完了までに、1日以上かかる為、追加証拠金が必要な場合に間に合わなくなる恐れがあります。2のネット銀行であれば、振込と同時に、FX会社の口座に振込完了するので、安心です。ネット銀行の利用がお薦めです。
取引に必要な証拠金の計算式は以下の通りです。
例:ドル円の通貨ペアを1万通貨取引する際にかかる必要証拠金額(レートが108円/ドルの時)
10,000(通貨量)×108(ドル円レート)÷25(レバレッジ)=43,200
レバレッジは、和訳すると「てこ」、少ない証拠金で多くの取引を可能とする倍率の事です。実際の必要証拠金額をその倍率で割った金額で取引可能となります。25倍は現在、日本のFX会社が最大で取引可能のレバレッジを適用しています。レバレッジが1倍(等倍)の場合、必要証拠金額は、1,080,000円となります。とても取引できない金額です。しかし、このレバレッジ量により、一般の人がより取引しやすい形になっているわけです。25倍で掛かっている為、43,200で取引可能となります。FX会社によりレバレッジの値は異なる場合がありますので、各FX会社のHPにて確認が必要です。
2、取引画面を開く
取引画面は各FX会社によって表示が異なります。MT4/独自インストール/ブラウザにより画面表記が異なります。ただ、見た目は異なりますが、取引の機能はほぼ一緒です。「新規取引/注文」又は「売り/買い注文」から取引を行う事になります。
3、取引する通貨を選ぶ又はチャートを開く
MT4を利用の場合は、取引したいチャート画面を開き、上部アイコンの「新規注文」で取引画面を開けます。※MT4の場合は、取引画面上では、通貨ペアの変更ができません。
※「新規注文」のアイコンが無い場合は、上部「ツール」タブの「新規注文」を選択。もしくはチャート上にてマウスを右クリックして、「注文発注」→「新規注文」でも開けます。
独自インストトールタイプは、「売り/買い注文」や「新規注文」等のボタンから取引画面にいけます。この時、気を付けなくてはいけないのは、「クイック注文」を選択した場合、確認画面無しで即注文成立となる場合がありますので、最初から使わず、慣れたら使うようにしましょう。
ブラウザタイプは、独自タイプと同様に、「売り/買い注文」や「新規注文」等のボタンから取引画面にいけます。
4、取引する通貨量(ロット)を決める
5、売り/買いボタンを押して購入する
上記の取引画面が開いたら、「取引通貨ペア」「通貨数量」「売り/買い」の方向を決めて、注文ボタンを押すだけです。売り/買いボタンを押した段階で注文成立となるケースもあります。※MT4の場合は、取引画面上では、通貨ペアの変更ができません。取引通貨ペアのチャートを開いて、取引ウィンドウを表示しましょう。
現在の値で取引を即時実行する事を「成行注文またはストリーミング注文」といいます。※成行注文とストリーミング注文は性質が若干異なり、成行注文はスプレッドが広がっても、注文が成立するものですが、ストリーミング注文はスプレッドが規定以上に広がった時は成立しません。スプレッドは原則固定となっていても、広がる場合があります。この事をスリッページと呼んでいます。ストリーミング注文では、このスリッページを指定する事で、決められた範囲内でなければ、注文を成立しないようにできない仕組みになっています。
最近ではスキャルピングといって、少ない値幅を取るトレード手法が出てきている為、スプレッドが広がると利益がとれなくなります。その為、スリッページを設定して、自分の決めたスプレッドでなければ、取引を成立しない仕組みになっているわけです。